むらかみの雑記帳

Android とか iOS とかソフトウェア開発に関するネタ帳

ItemShelf と Amazon API

2chあたりでも話題になってましたが、Amazonが、同社のデータを使うモバイルアプリを抹殺しようとしているという記事が先日出ていました。Delicious Library の iPhone 版が公開停止に追い込まれたようで。

さて、こうなると拙作 ItemShelf がどうなるかが心配になります。これも Amazon の情報を使っていますので。今のところ Amazon からは何も言ってきておりませんが、何らかのアクションを起こしてくる可能性はあるでしょう。Amazon 側は一切の例外を認めないと言っているようなので、アクションが発生した場合は確実に ItemShelf での Amazon API 利用を停止せよ、と言ってくるはずです。これを言われたら、こちらとしてはどうしようもなく、従うしかありません。

ただ、ItemShelf の場合は Amazon だけでなく楽天や価格.comにも対応していますので、仮に停止要求がきた場合でも最悪 Amazon API 利用を止めるだけであり、アプリの公開停止という事態にはなりません(多少修正に時間がかかるかもしれませんが)。Amazon APIiPhone 本体から直接発行はしておらず、いったん itemshelf.com 上の CGI を経由していますので、CGI 側で停止処置を入れるということになるでしょう*1

海外のことを考えると、Amazon 以外のサイト(eBayとか?)に対応していく必要もあるでしょうね。

なお、ItemShelf ver 1.5 では、Amazon 以外でのバーコード検索に対応していませんが、楽天ブックスAPIが先日アップデートされたことに伴い、ver 1.6 で楽天でのバーコード検索に対応します(とりあえず書籍だけですが)*2。なので、あまり使い勝手はかわらないようにできると思います。品揃えの量はいかんともしがたいけど。

ところで、先日から ItemShelf の半額セールをやっておりますが、これは上記の動きとはいっさい関係ありません。
これは iPhone 3GS 販売記念ということと、ITmedia で紹介されてDL数が一時的にあがったのでランキング上位を狙いたい :-) という理由でやってます。

ちなみに、ランキングは最高で 19位。Top 10 の壁は厚いです、、、

*1:ちなみに CGI を経由しているのは API の発行頻度を抑制したり(発行回数上限は Amazon の規約にある)とか、API の突然の変更に対処したりとか、developer ID や認証キーを晒さないようにしたい(ItemShelf はオープンソースなので、ソース上に埋め込みは不可)とか、いろいろ理由があったりしますが、まあ要は拡張性を確保しておきたいということです。ちなみに先日 Amazon API でリクエスト認証が必須となりましたが、これも CGI のみで対応しておりアプリには変更なしで済んでいます。

*2:ver 1.6 は現在審査中です