むらかみの雑記帳

Android とか iOS とかソフトウェア開発に関するネタ帳

DYS Translations から iPhone アプリ翻訳結果が来た

DYS Translations からアプリの翻訳結果が返ってきました。

fladdict氏のレポのほうが詳しいのでそちらを見てもらったほうがいいですが、2アプリで3日くらいで納品なので、やはり早い。

翻訳結果に関してはまだチェック中ですが、アプリ紹介文に関しては十分なレベルだと思います。んが、アプリそのもののローカライズ (つまり Localizable.strings ファイルのほう)については、若干怪しげな点もあるので、注意が必要。

注意事項を列挙しておきます

  • Localizable.string のほうは、文章でなく単語だけ、というものが結構あります。文章の場合は翻訳の誤りはそんなにないけど、単語の場合は前後関係がわからないため、間違った単語に翻訳されてしまう可能性が高くなります。たとえば、"Mail" という単語をローカライズしてもらったのですが、私はこれは当然「電子」メールのつもりで書いてあったわけです。んが、中国語に翻訳されたファイルを見たら「邮寄」になっていました。これは「郵送する」という意味なので、意味が違います。ここは、元の単語を "E-mail" とするか、コメントで「これは電子メールの意味だよ」と書いておくべきでした。(訂正:邮寄で電子メールの意味にもなるそうです)
  • ドイツ語版はアプリケーション名称まで丁寧に翻訳されていたけど、これは不要だったので、翻訳しないでいい単語は事前に指示しておいたほうがいいかも。アプリ名称も翻訳してもらいたい人はいいかもしれないけど、名称が長すぎるとホーム画面で表示しきれないので注意。
  • 文章中に \n とか \@ などのエスケープシーケンスが入っているのですが、この間にスペースが入れられていたケースが1件ありました。
  • 紹介文を ASCII テキストで出したところ、フランス語の翻訳文がよくわからないエンコードで戻ってきた。これに関しては、結果は UTF-8 なり UTF-16 で返してくれ、と一言言っておいたほうがいいかも。ちなみに、ドイツ語はなぜか RTF フォーマットで返ってきました。翻訳者によってフォーマットが違うのか?

それと、向こうの人はファイルは UTF-16 でないと読めないそうな (最初 UTF-8 で送ったら読めないといわれた。なぜ?)。なので、最初から UTF-16 で送っておいたほうが安全かもしれません。

個人的には UTF-16 は嫌い、、、サロゲートが許せないので。あと、Subversion で diff とれないし。